PROFILE
各地でパティシェ、フレンチ、イタリアンの経験を積み、2014年入社。別店舗で経験を積むため1度会社を離れるも、再び声をかけられ2017年再入社する。現在は伊太利食房ZenZero名駅店のすべてのメニュー開発に携わっている。
その食材、誰も扱ってないなら僕がやります
世の中で熟成ブームが巻き起こるなか、当店では着手できていないなぁと感じていた矢先のことでした。熟成牡蠣の養殖企業がテレビで紹介されていたんです。近隣でも熟成牡蠣を提供している店はなく、「熟成商品に手を出すなら牡蠣に違いない!」とすぐさまその企業に連絡し、新メニューに加えることが決まりました。売り出し方にも一捻り加えたんですよ。アンチョビやバジルソースなどアレンジを加えた全3種類をあえて単品のみでご用意し、ついつい他の味付けも注文したくなる心理効果を狙ったんです。見事好評をいただき、毎年の季節メニューとして継続しています。「一度会社を離れた身だからこそ何か結果を残すんだ」という気持ちを原動力に、アイデアはどんどん実現させたいですね。
働く時間も、家族とのひとときもより充実
移り変わりの激しい飲食業界の中で、私たちは常に新メニューや戦略について考える必要があります。疲れた頭や体では良い案は浮かびませんし、接客も疎かになってしまいかねません。この業界は休日出勤や長時間残業がつきものだというイメージがありますよね。実際そういった現状に苦しむ飲食店もたくさんあります。しかし弊社ではいつでも自分の最大のパフォーマンスが発揮できるようしっかり休む時間を確保することができるんです。月の残業時間は厳守され、基本的には8時間勤務で定時で帰宅しています。自分の時間が確保できて何よりも嬉しいのは、子どもが起きている間に家にいられること。スイッチをオフにできる瞬間ですし、僕にとって働くモチベーションでもあるんですよね。